LabVIEW言語におけるクラスの使用方法

LabVIEWのクラス機能を紹介します。

LabVIEWでは、LabVIEWクラスを使用して、ユーザ定義データタイプを作成できます。
LabVIEWクラスは、オブジェクトに関連付けるデータ、またデータに対して実行するアクションを定義するメソッドを定義します。

正しく設計して使用することにより、可読性や再利用性、拡張性などに大きく貢献できます。
大きなアプリケーションを作成する際に有効となります。

クラスの利点

  • プログラムの可読性が高まる
  • プログラムの再利用がしやすい
  • カプセル化を実現できる

クラスとは?

データとデータを操作するためのメソッドの集合体

クラスとは

オブジェクトとは?

クラスを使用して、宣言された変数。一つのクラスから多数のオブジェクトを宣言できる。

オブジェクトとは

LabVIEW関数も一種のオブジェクト

LabVIEW例

  • 数値制御器という「クラス」
  • 数値データ、データ範囲、表示色などの「データ」
  • プロパティノードやインボークノードという「メソッド」

LabVIEWクラス作成方法

1.LabVIEWのメニューバーのファイル->新規(N)クラスを選択します。

新規(N)クラス

2.クラス名を入力します

クラス名を入力します

3.初期状態のクラスが表示されます。

初期状態のクラスが表示されます

LabVIEWクラス

LabVIEWクラス

継承

継承とは、あるクラスの機能(データ、メソッド)を引き継いで新しくクラスを作成することです。

継承