クラスタ関数 LabVIEW

LabVIEW基本講座5-9

LabVIEWのクラスタ関数を説明します。クラスタ関数は、クラスタの作成、連結、抽出を行います。クラスタ (cluster)は、複数のデータ型の要素を組み合わせて1つの集合体として使用することができます。

LabVIEWクラスタ関数

クラスタ関数一覧

名前でバンドル

名前で要素を指定して、クラスタデータの置換を行います。

例:クラスタ[ブール[TRUE],文字列[LabVIEW],数値[2020]]を「文字列」にペリテック、「数値」に2021を名前でバンドル → クラスタ[ブール[TRUE],文字列[ペリテック],数値[2021]]

名前でバンドル

名前でバンドル解除

指定した名前のクラスタ要素を出力します。

名前で要素を指定して、クラスタデータの置換を行います。

例:クラスタ[ブール[TRUE],文字列[LabVIEW],数値[2020]]を名前でバンドル解除で「ブール」「数値」を出力 → ブール[TRUE]、数値[2020]

名前でバンドル解除

名前でバンドル解除では要素に名前(ラベル)を付けていないと使用できないので、ラベルを付けてから使用しましょう。

バンドル

入力要素からクラスタを作成します。

例:ブール[TRUE],文字列[LabVIEW],数値[2020]]をバンドル → クラスタ[ブール[TRUE],文字列[LabVIEW],数値[2020]]

バンドル

バンドル解除

クラスタを1つ1つの要素に分割して出力します。

例:クラスタ[ブール[TRUE],文字列[LabVIEW],数値[2020]]をバンドル解除 → ブール[TRUE],文字列[LabVIEW],数値[2020]]

バンドル解除

クラスタ配列作成

入力要素をクラスタにして、そのクラスタを配列にします。

例:配列[1,2,3]と配列[4,5,6]をクラスタ配列作成 → 配列[クラスタ[配列[1,2,3]],クラスタ[配列[4,5,6]]]

クラスタ配列作成

指標&バンドルクラスタ配列

配列からクラスタ配列を作成します。

例:配列[1,2,3]と配列[4,5,6]をバンドルクラスタ配列 → 配列[クラスタ[配列[1,4]],クラスタ[配列[2,5]],クラスタ[配列[3,6]]]

指標&バンドルクラスタ配列

クラスタから配列に変換

クラスタを1D配列に変換します。

例:クラスタ[1,2,3]を配列に変換 → 配列[1,2,3]

クラスタから配列に変換

配列からクラスタに変換

1D配列クラスタに変換します。
配列からクラスタに変換を右クリック→クラスタサイズで出力するクラスタサイズを指定します。
デフォルトのクラスタサイズは9です。デフォルトの場合、配列サイズに関わらず9要素のクラスタが作成されます。

例:配列[1,2,3]を配列に変換 → クラスタ[1,2,3](クラスタサイズ3に設定)

配列からクラスタに変換
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