日商プログラミング検定

日商プログラミング検定とは

商工会議所の検定試験は、「商工会議所法」という法律に基づいて、全国統一の基準により実施している「公的試験」です。学校教育の試験とは異なり、ビジネス実務に直結する知識やスキルを重視し、企業が必要とする人材の育成を目的に実施しており、多くの企業から高い評価と信頼を得いて、昇進や昇格の条件、資格手当の対象にしている企業もあります。また、多くの大学・短大等で、推薦入試の基準や単位認定の対象としても利用されています。なお、商工会議所のネット試験は、誰でも受験することができ、幅広い方々が、専門的な知識やスキルを身につけるために活用しています。

日商プログラミング検定創設の目的

日本商工会詰所は、プログラミングに関する学習環境を整備し、スキルの習得を促進・支援することをめざし「日商プログラミング検定」を創設しました。

  1. スキル習得:実践的・基本的なプログラミングスキルの習得
  2. 人材育成:IT社会に対応した人材育成確保
  3. 学習支援:プログラミング学習法や、学習する機会を提供

試験内容・レベル・対象言語

  • 受験資格:制限なし
  • 試験方式:インターネットを介して試験の実施、採点、合否判定を行うネット試験
  • 試験会場:各地商工会議所、各地商工会議所が認定した試験会場(自宅での受験は不可)試験会場検索はこちらから
  • 試験日:試験会場で随時受験が可能(試験会場が日時を決定)
  • 試験種別(レベル)・受験料:以下のとおり
受験料レベル試験内容受験料出題形式言語合格基準
EXPERTプログラマーとしての基本能力を問う(IT企業における人材ニーズを反映、IT企業における人材育成、採用要件で活用)
仕様書を読んでソフトウェアの一部が作成できる
6,600円択一知識問題(40分)
プログラミング実技(40分)
C言語
Java
VBA
(※1)
知識科目
70点以上

実技科目
3問完答
STANDARD高校・大学・専門学校等でのプログラミング学習の習得度を問う
(教育機関での学習内容を反映)
企業においてIT化を先導できる、プログラミングに関する基本知識・スキルを習得している
5,500円択一知識問題(30分)
プログラミング実技(30分)
C言語
Java
VBA
(※1)
知識科目
70点以上

実技科目
3問完答
BASICプログラミングに関するITの基本知識、簡単なアルゴリズムについて問う
(プログラミング学習の基本)
企業人の素養として求められる、プログラミングの基本知識を習得している
4,400円択一知識問題(40分)言語によらない知識科目
70点以上
ENTRY 初学者向けに、ビジュアル言語「Scratch」による簡単なプログラミングおよびプログラミング的思考を問う
(初学者向け教育で活用)
プログラミングの「学び方」を学んでいる
3,300円択一知識問題(30分)Scratch
(※2)
(Scratch3.0対応)
知識科目
70点以上

(※1)AI(人工知能)の開発に使用されるPythonの追加を予定
(※2)ScratchはMITメディア・ラボのLifelong Kindergartenグループによって開発されました。
詳しくは、https://scratch.mit.eduをご参照ください。

日商プログラミング検定施行機関のエムセップ高崎校

株式会社ペリテックは日商プログラミング検定施行機関の「エムセップ高崎校」として登録されています。

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